【作品概要】
ジャンル: Cinematic Vlog / Branding Video / Image Movie
制作期間: 2026年7月(撮影:1日 / 編集:2日)
担当領域: 企画、撮影、編集、カラーグレーディング
【企画ポイント】
観光案内ではない「情緒」の可視化
一般的な観光紹介動画のようにスポットを網羅するのではなく、「湘南・鎌倉が持つ特有のノスタルジーと静けさ」を1分半に凝縮することを目指しました。
【日常の断片をストーリーにする構成】
駅のホーム、江ノ電、神社の風鈴、海の波、沈む夕日など、時間の移り変わりや、五感(風、音、光)を感じさせるモチーフをあえて人物を入れずに配置。視聴者が「自分がその場に佇んでいるような没入感」を得られる構成を意識しました。
【制作・撮影ポイント】
FX3 × 単焦点55mmのみで描く「視線」の切り出し
機材はSony FX3と「Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA」の1本のみで撮影。ズームに頼らず、自らが動いて足で構図を決めることで、カットごとの意図を明確にしました。55mmという人間の視野に近い標準レンズの画角を活かし、被写体を「覗き見ている」ような、客観的かつエモーショナルな視線を意識しています。
風と光を捉えるカメラワーク
風鈴の揺れ、水滴、揺れる木々など、シネマライン(FX3)の豊かな階調表現を活かせる「光と影のコントラスト」を重視。フィックス(固定)撮影をベースに、要所で微細な手振れ感を残すことで、映像に「生の空気感」を与えています。
【編集・グレーディング】
音の呼吸に合わせた心地よいカッティング
ゆったりとしたピアノのBGMが持つリズムや「休符(間)」を意識し、映像のカットが変わるタイミングを音の呼吸に同期させました。環境音(風の音や水の音)をあえて引き立たせるため、音楽の音量バランスにもこだわっています。
フィルムライクなノスタルジック・グレーディング
FX3のS-Log3で撮影後、湘南の海や空の青みを活かしつつも、どこか懐かしさを感じる「シャドウを持ち上げた、やや転んだ色味(ティール&オレンジやビンテージ調)」にグレーディング。夏の終わりのような、少し切ない空気感を表現しました。
【使用機材 / ソフトウェア】
Camera: Sony FX3 (ILME-FX3)
Lens: Sony Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA
Settings: S-Log3 / 4K
Software: DaVinci Resolve