何が普通だ。
私はその普通であることすら出来なかった。
周囲の人間がしないことを得意げに「出来た」って喜ぶことしか出来なかったんだ。
普遍性が無いなら不変性があるという訳でも無かった。
いざ本気で極めようとしたら、節目節目でやることが変わっていったんだ。
何がデザイナーになりたいだ。
何が作曲家になりたいだ。
私は皆が持っていない物を持っているっていうなら、何故誰も私の方向を見向きもしないのだ。
皮肉なことにも、私が一番注目されているのは今この瞬間だろう。
生きている時は凪だった癖に、いざ消えてやろうとすると皆して「やめろ」「生きていれば良いことあるよ」の暴風雨だ。
いつだって、動き始めるのは事が起こってからなんだ。
どこまで善人ぶりたがる?
お前らの本質は善悪なんかではない。
保身なんだよ。
存在しない自身の道徳が、私のこれまでの濁りを否定することに駆り立てているんだ。
それを成功させたら、命を捨てようとする連中は腐るほど湧いてくるだろうね。
文字通り必死の大宣伝さ。
遅かったんだよ。
誰かを笑顔にするには。
もう、いいでしょ?