「コミックマーケット102」にて頒布した同人小説になります。
近未来の日本を舞台に、
先人達が築き上げた歴史や
その代償と向き合う少女達の物語になります。
▼あらすじ
2074年9月7日――秋田県横手市
かつてこの地を統べていた一族である
伊達家の長女、伊達マキナは憂鬱な朝を迎える。
その理由は、自身の誕生日にあった。
高校卒業と共に見ず知らずの相手のもとへ嫁がされる。
マキナにとって、誕生日はその節目――
もといリマインドのようにしか捉えられなかったからだ。
そして今日がその誕生日だった。
夜――
豪勢な誕生日パーティーが催され、
去年と変わらず様々な大人やクラスメイト達から
祝いの言葉を向けられるマキナ。
しかし心にかかった霧は晴れることなく、
気分を落ち着かせようとパーティー会場を抜け出す。
そこへ、親友である風銀無二が探しに訪れる。
無二に対し、自身の誕生日に対する想いを吐露するマキナ。
すると無二からこんな提案を差し向けられる。
「明日の夜八時になったら学校前に来てくれないかな?」
記憶に一生残る誕生日プレゼントをあげるため、
というのが本人の言い分だった。
そしてマキナは戸惑いつつも、その提案を受ける。
その先に何が待ち構えているかも知らずに――