チョコレート色の四角い小さな建物。
壁には、スイーツ店「くろねこ」の文字。
街中の高いビルの間にそのお店はある。
ここには不思議なことがある。
1つは、他の人にこのお店のことを言っても、知らないし見付けられないと言う。
そして、もう1つのは不思議は、それは1日1種類のお菓子しか用意しないということ。
予約制と言うわけではなく、その日来られるお客様が求めるものを用意しておくのだとか。
予約でもないのにどうしてそんなことができるのか。
店長に訊くと、彼女は言う。
「私、魔女ですから」
さあ、今日準備されるのはどんなお菓子だろうか?