尾瀬高原ホテルのフロントスタッフとして勤務しながら、空いた時間を活用して作成したものです。
【制作の目的と成果】
このポスターは、ホテル施設の日帰り入浴サービスの認知度向上と売上増加を目的に、チームメンバーからの依頼で作成しました。
クライアントの課題:
日帰り入浴を受け入れていたが、認知度が非常に低く、ホテルの売上につながっていなかった。
ターゲット:
週末の尾瀬行きのバス乗車客(50代以上がメイン)。日帰り入浴で「サッパリ」したいと考える層。
具体的な施策:
ポスターを作成し、ホテル正面玄関と尾瀬行きのバスの停留所付近に設置。同時にホテルHPにも情報を掲載・更新。
成果(効果):
週末の日帰り入浴者数が、ポスター設置前から400%増加し、売上向上に大きく貢献。
【デザインのコンセプトと工夫した点】
尾瀬帰りの疲れた体を癒し、次の行動へ向かう意欲を掻き立てる「心地よさ」と「視認性の高さ」をコンセプトにデザインしました。
1. ターゲットと状況に合わせたコピーと写真
コピーの考案:
尾瀬トレッキングで汗をかき、車で帰宅する前に「サッパリしたい」という潜在的なニーズを想定し、「サッパリしてから、帰ろう。」という行動を促すキャッチコピーを採用しました。
写真の工夫:
湯気と窓越しの緑と風呂桶を写すことで、清潔感と露天風呂のような開放感を演出し、「入浴の心地よさ」を想像させる写真を自ら撮影し使用しました。
2. 視認性と訴求力を高める配色とフォント
・配色(日帰り入浴の文字:赤色)
理由:
メインターゲットである50代以上の視認性を最優先するため、最も目立つ色である赤色を使用しました。これにより、遠くからでも一瞬で「日帰り入浴」のサービスを提供していることを認識させる狙いがあります。
効果:
白背景と組み合わせることで、「お得な情報」や「重要な情報」としての印象を強調し、訴求力を高めています。
・フォント(日帰り入浴の文字:明朝体)
理由:
ターゲット層に落ち着いた上質な印象を与えるため、また「日帰り入浴」というサービスから「大浴場」「和」といった要素を連想させ、日本の文化的な趣を表現するために、伝統的な明朝体ベースのフォントを採用しました。
効果:
温泉宿らしい上質さと、本格的な入浴施設であるという印象を強化しました。これにより、ターゲット層に「ここでサッパリしたい」という期待感と、サービスへの信頼感を持たせることを目指しました。
3. 必要な情報の整理
情報構造:
料金、営業時間、受付場所の「利用に必要な3つの情報」を、それぞれ線で区切り、瞬時に理解できるよう整理しました。複雑な情報を避け、バスの待ち時間などの短い時間でも判断できる構成にしています。
【使用ツール】
・Adobe Photoshop