日々、大切な『お姫様』である暎蓮からの強引な接触に耐えているうち、この程度の近さでは最早動じなくなってしまった少年『巫覡』、彪。
そんな二人の、タッグを組んでの冒険も、だんだん板についてきた。
11才年下の彪に、手加減なく甘えまくる暎蓮だが、困りつつも彼女を護るために奮闘しつづける彪。
暎蓮には、時々、深窓の姫君が知らなくてもよい、心臓に悪い言葉を教えるマズいお付きの女官がいる。そのせいで、彪はたまに、度肝を抜かれる羽目になるのだ。
……お姫様、その言葉は、そういう意味じゃないから!
その事実に毎度、死ぬほど冷や汗をかかされる彼の内心は、
『頼りにしてもらうのはうれしいけれど、周りの人たちからの変な影響は受けないでね!』
の一言に尽きる(暎蓮に俗な言葉を教える性質の悪い女官に、陰で注意をしてまわる彪であったが、女性として百戦錬磨の女官たちに、子供の自分がかなうわけもなく、連続敗戦を喫している←大人の言葉でうまく言いくるめられている、という状況の彼であった)。
それはともかく、今日も二人は『相棒』として、玉雲城の平和を守るため、占天省内『雲天宮』付き・『宮廷巫覡』として、少しのロマンス+戦い全開で大冒険します‼