彪に遊んでもらいたい暎蓮は、寝ている彪を待っている間、退屈でたまらない。彼が早く起きてくれないかと自分も隣で寝転ぶが、一向に起きる様子のないその姿を見ているうちに、彪のかわいい寝顔に触ってみたくなるが、一応我慢。
……退屈です……。早く起きてくださらないかしら……。
ため息をつく暎蓮は、彪の寝顔を見ているうちに、彼が起きたら、なにをして遊んでもらおうか、いろいろ考える。
……お人形遊びと、おままごとと、どちらがいいかしら。
(ちなみに彪は暎蓮に無理やり付き合わされているせいで、女児の遊びには慣れているが、『微妙な年齢の少年』として、おままごとに関してだけはなんとか逃げつづけているのであった)
……そうだわ、これだけ私を待たせているのだから、どちらのお遊びにもお付き合いしていただきましょう!
それに、まだご一緒に見ていない絵巻物もあるし、……大変です、これでは、二人で楽しく過ごすお時間が足りなくなってしまいます!
やはり、一刻も早く起きていただかなくては!
そうして彼女は結局待ちきれず、彼の顔に両手を伸ばして……。