『彪~Age13~ お姫様との大冒険』seriesのスピンオフ作品で、主人公・彪の4年後を描いた長編小説、『彪』のイメージイラスト。
最愛の女性、暎蓮を失い、仲間たちとも離れ、心と左頬に大きな傷を抱いたまま生きてゆく、17歳になった彪。
彼が再び生きる力を取り戻すまで、そして暎蓮への愛を再確認し、『暎蓮のためだけに』自らの命を強くして戦うことを誓う彼。
叶わないと思っていた暎蓮との再会、そして、信頼する兄貴分の扇賢、気のおけない仲間であった王音、ナイトとの邂逅により、自らの『陰』と『傷』を消し去った彼は、暎蓮との再びの『約束』の日を待つために、自らの脚で立ち上がる。
……暎蓮が彪にくれた、『未来永劫つづく、あふれる愛』に対し、彼が彼女に返したいものは、『永遠につづく、決して消えない愛』。
永久にありつづける、お互いに贈りあった『永遠の約束と、永遠の想い』。
それを成し遂げるために、自分は生きつづける、あの人を護りぬくことだけが、たった一つの生きる意味だから。
そう思う彪は、いつか彼女に告げるためにある、とっておきの言葉を胸の中にしまい、流れ落ちる涙を拭いて、4年前と同じように、空に向かって微笑む……。
彪の頬の傷は、一見したところは消えたが、実はこれは彼にとっては、『永遠に暎蓮を護ってゆく』という証、つまりは『勲章』の一つだった……。